木の家づくりネットワークは、家を造るために木を切った山にまた木を植えて、その木が同じように成長して使えるようになるまで長持ちする木の家を造ります。
木の家の耐久性を高め、維持管理が適正に行われる社会資産とすることで、住まい手のメンテナンス費用を軽減し、次の世代が建て替えずに住み継いでいけるようにします。
使った木の樹齢と同じくらい長持ちする木の家を造ることが、樹木の成長サイクルと適合した森林の育成と維持管理につながり、さらに治水治山に貢献し、CO2の放出を抑えた、環境と共生する林業の里山づくりにつながります。

長待ちの木の家と森林の再生のイラスト
          日本の森林の成長期間と同じくらい、長持ちする木の家を造る事が「木を植える→育てる→収穫する→利用する」という森林と木の家のサイクルの調和を推進します。

国産材を活かす
杉の樹幹
          杉は、北海道中心部を除く日本のほぼ全域に分部し、日本人に最もなじみの深い木です。建築用材として古くから使われ、心材が赤く、辺材が白く、年輪=木目がはっきりしています。特に赤身は腐りにくく、強度が強いのが特徴です。やわらかな材質と、きめの細かな木目は日本人の繊細な気質を、生活の中から育んできました。土台、柱、梁などの木組みや下地の木材は、優良な国産の無垢の木材を使用します。
木組みの中でも柱や梁は年輪=木目が細かく詰まった、心材の多い杉を使います。
杉は水の木とも言われ、たくさんの水を根から、幹、枝、葉と大地から吸い上げ、大気へ放散しながら光合成をして成長します。
伐採後に製材、乾燥されると水の通り道がストローパイプの束のようになり、自然の断熱材になると共に調湿効果を発揮します。
日本の木の木組みは冬は断熱材として暖かく包み、高温多湿の夏は湿度の調整を行うことで、清々しい暮らしを応援してくれます。
地面に近く、荷重を支える土台などは、腐れに強い栗、ひば、杉の赤身(心材)を使います。
木組みより一回り小さい下地材も乾燥された杉を使います。
日本の気候風土に合った、日本の木を適材適所に使うことが、長持ちする木の家の基本です。
呼吸する木組み
木の家の耐久性を高めるためには、普段は見ることのできない床下や壁・天井・屋根に湿気を滞留させないことが必要です。
目に見えない水蒸気が躯体内部に侵入した場合でも、ゆるやかに通気する通気層によって湿度調整が行われます。
また、床下は床下全周換気によりまんべんなく換気が行われ、結露から床下を守ります。
真壁(しんかべ)造り
柱が呼吸しやすい「真壁造り」と柱が呼吸しにくい「大壁造り」伝統的な木の家は木組みの間に土壁をつくって壁で仕切り、内外共に木組みが見える真壁造りの造り方でした。
現代ではデザインの洋風化や防火性、防水性を高めるため、木組みが内外ともに覆われて見えなくなる大壁(おおかべ)造りが一般的です。
外部側は防水、防火性から大壁とし、室内は木組みがより呼吸しやすい真壁造りをお薦めします。
木組みを室内に現す真壁造りは、より耐久性を高めると共に、木材の調湿効果をさらに発揮させることができます。
メンテナンスをしやすく
  • ヘッダー給排水工法
    ヘッダー給排水工法
  • スリーブ排水管工法
    スリーブ排水管工法
木の家の基礎や木組みなどの躯体、屋根、外壁などの主な構造部分と、給排水、冷暖房の配管・機器設備とでは、その耐用年数や更新度合いが異なります。
そこで構造部分では一階床下や天井裏に点検口を設け、床下の高さを35センチ以上確保して、床下全体の点検ができるようにします。
配管、設備部分は耐久性の高い部材を使い、点検口を適切に設けることで点検、補修、更新を容易に行うようにします。
また、給水、給湯管や排水管を更新しやすいヘッダー工法、スリーブ工法などを採用することをお薦めします。

無垢の木の適材適所

  • 本物の木の家
  • いざという時に心強く
  • 長持ちの工夫
  • 無垢の木の適材適所
  • 住む人を優しく包む
  • 自然と共に住む

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